club marusan

"自分になおる"ためにできること。

人間は本当に腰が弱いのか?

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こんにちは
まるさんです。

暖かかったと思ったら
次の日は
真冬に逆戻り。。。

カラダもびっくりしちゃいますね。

インフルエンザも大流行ですし
ニュースも不倫や不祥事のニュースばかり
自分の行いが問われる年なのかもしれませんね。

怖っ。。

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前回の記事では

背骨をまっすぐにしたらいいわけではなくカラダを機能的に使うと自然と背骨は整うよって話をしました。

そうは言っても
その「機能的」というのがね
専門家じゃないなら難しいと思うのです。

言い方が難しいので
すっごく砕いて話すと「自然に」がいいかな?

ある腰痛の患者さんが
「腰を曲げると痛い」そう言います。
でも曲がらないわけじゃないんですよ。

その方は
「自分の腰は怖い」とも言います。

それは何度も動けなくなった経験があるから。

カラダを前かがみにして、台の上に手をつく
この動作をしてもらうと
カラダを捻ります。

そこである動きを数回してもらって
同じ動作をしてもらうと
まっすぐ手をつけるようになりました。

次に
踵と土踏まずを僕の言うように刺激してもらい
そのあと、同じ動作をしてもらうと
もう問題なく曲がるようになっています。

僕が思うに
この方の腰は動き方が恐怖によって不自然なんです。

不自然に使っているから痛みを感じやすいカラダにしてしまってる。

逆に自然に使っていても動けない人もいます。
そんな方は骨や関節などに問題があるかもしれません。

けれどこの方はそうじゃない。

カラダは自然、動きが不自然なんです。

それが恐怖という一言に集約してしまっています。

だからまずは
この動きを毎日暇さえあればしてくださいねと話し、
踵と土踏まずのことを刺激することもお願いしました。

頭の中の恐怖はなかなか取り除けないかもしれないですが
動きの感覚、カラダが先にできるという事実を示せれば
頭の認識も変わってくれるかもしれません。

人間の脊柱の構造は
腰痛になりやすい
そういう風によく言われます。

その理由は垂直方向に重力がかかるから
一番下の腰椎に負担がかかる
そんな理由ですね。

でも、僕はそんなことはないと
本気で思っています。

人間の脊柱は
直立二足歩行用に進化したのであれば
それが理由で問題がおこるなら
腰を壊してまで叶えたい欲求が必要です。

たしかに
身体的な強弱というのはあるでしょう。

弱肉強食というと
弱いから捕食対象になると思われがちです
しかし襲われることを避けるような進化よりも
食べ物にありつくことと
子孫をたくさん遺すこと
このふたつが進化の優先順位ですから

キリンの首が長いのは
逃げるときには不利になりそうですが
食べることを優先すればあの長さは大切です。

人類の直立二足歩行は
長い距離を移動するために進化しました。

そして様々な環境の中で暮らすことに活路を見出したと思います。

だから自然を自分たちの住みやすい環境に変えるということもしてきました。

長く遠くに移動するために腰を犠牲にしたのか?

そういう疑問が湧いてきます。

長く遠くへ移動するならどんなことが必要になるのだろうか?

そんなに食べ物にありつけるわけではないでしょうから
きっと自分の体内のエネルギーを効率良く使わないといけません。

そしていつも平坦な土地とは限らず
沼地や崖、山道なども進まなければなりません。

そういうことをイメージすると
人間の脊柱はどんな脊椎動物よりも自由度が高くないといけない。

バレリーナや体操選手は腰をあんなに反らすことができるのも人間だからです。

人間の脊柱は彎曲を持ち
360°見渡すことができ
そして直立に耐えうる椎間板を有しています。

そんな人類の脊柱は腰を犠牲にしているのでしょうか?

犬の椎間板

(※ やまなか動物病院ブログhttp://www.yamanaka-vet.com/blog/より引用)

こちらわんちゃんの椎骨です。

椎間板

(※ 和歌山県立医科大学整形外科学教室http://www.wakayama-med-ortho.jp/p_med/p_herunia.htmlより引用)

こちら人間の椎骨です。

人間の腰椎は前彎があるので椎間板も椎体も前面が厚く、後面が薄いくさび形をしています。
実はこれがとっても重要で、この形状をしていることで椎間板の髄核が後方に圧をかけることを防いでいます。
だから立位では椎間板の髄核は椎体の前方で安定するようにできています。

わんちゃんは地面に水平な脊柱をしているので、動くための椎間板ですが
人間は支えることと、動くことのどちらも必要です。

だから人間の腰椎は椎体の幅が大きいのです。

椎骨だけであれば腰椎は前後の屈伸運動に長けた構造をしています。
しかしもし、これが腰椎だけで行われていたら椎間板への負担はとても大きなものになってしまいます。

屈伸の可動域は股関節の運動が伴います。

股関節の動きには仙腸関節の動きが調整をします。
そして腰椎の運動がこれらの動きにとって都合が良い状態であれば
負担のない屈伸運動は実現可能だと推測されます。

そう考えると屈伸運動は腰椎がメインではなく
股関節を含めた運動と考えたほうがいいのではないでしょうか?

よく整体屋さんなどに行くと
「骨盤がズレてるから、股関節や腰に負担がかかっているんです」
なんて言われますけど

そうではないです。

構造的に弱くて腰痛になるのではないという前提であれば
腰椎に負担をかける動作や姿勢が問題です。
骨盤や背骨をゆがめて姿勢を保っているだけです。

なぜならそのほうが都合がいいから。

本来使えるところをうまく使えていないから
そうせざるを得ないわけです。

だからズレを直しても
またすぐに戻っちゃいます。

老化なんかもそうですが
弱ってしまうのではなく
使われなくなってしまうこと

これが一番カラダにとっては良くないことです。

カラダを不自然さに氣づく

使えていないカラダを刺激する

その状態で同じ姿勢や動作を繰り返す

カラダの意識を変える

こんなプロセスがいいですね。

なので
自分の不自然なからだのつかいかたに意識を向けたいです。

不自然なカラダはどこかにチカラが入っています。

カラダが力んだら
足元を意識しながら
ゆっくり呼吸をしてみます。

すると骨盤の上にせぼねが立ってくる感じがしませんか?

このチカラの流れがあれば腰ばかりに負担がかかるってことはないんじゃないかな?

少しずつ無理なく自分のカラダに戻していけたらいいですね。

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