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"自分になおる"ためにできること。

とあるセラピストのものがたり 3

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こんばんは
まるさんです。

凛とした穏やかさ

この感覚、イメージを大事に
プロのセラピストに向かっていくこと。

それがSさんを育んでいくと思うのです。

ただそれが
単なるふわついたイメージだけでは
そうはならない。

そのイメージを行動に変えていかないと
いくら頭の中で想定しても叶うことなんかありません。

課題は何か?

そんな話もたくさんしました。

まずは身体に関する知識
アロマセラピーの学校では本当に表面的なことだけ習った程度です。
実際の身体に触れて、今触れているのが何かすらわからない。

じゃあ、精油に対する知識はというと
学校では精油の効果、効能については習わないと言います。
「それは謳ってはいけない」
これが学校のスタンス。
でも教科書には効果、効能は書かれているそうです。

これで知識に関してはとても乏しいことがわかると思います。

では技術は?
「気持ちいいリラクゼーションにはなっているレベル」

このレベルに関して僕は風俗でもできるレベル
そう言いました。

癒しというジャンルは
本当に広く、多様化しています。

心と体を癒す

このフレーズが
本当に安っぽく思います。

そのことの深さをどれくらいのセラピストが理解して使っているのか?

僕もまだまだだって感じる
だから不用意にこのようなフレーズは使いたくないんです。

Sさんも言います。

クライアントの心と体を理解して施術できるようになりたいと。

「Sちゃん、心ってなんだと思う?」

僕は聞いてみました。

このはっきりしないものを理解したい
そう思うならこれが心だって捉えられるようになってほしいです。

ちょっと手を貸してごらん

そう言って僕はSさんの手を取りました。

どんな気分になる?

そう聞きながら彼女に眼差しを向けると
瞳に涙を潤ませながら
なんだか悲しくなってきた。。。

そう言いました。

人の体に触れるだけで
こうやって感情が湧き出てくる。

これが心に触れるということだよ。

だからまずは
このことを知っておくこと
自分が触れることで
相手の心は揺れ動く

それを知っておけば
人をコントロールしようなんて
思えなくなるよ。

知識がない人に教えるときは
体感とともに知るという経験が必要だと思います。

僕はうちの接骨院で大きな失敗をしました。
それは
僕ができることはみんなにもできると思っています。
確かにそうなんだけど
それをそのまま伝えても理解できないのです。

人には段階というものがあります。

できるレベル
できたレベル
そして
知っているけどできないレベル
知らないしできないレベル

この中で
知っているけどできないレベルの人は
たーーーくさんいます。

けど経験が少ないです。

だから経験できる環境をつくることが大事。

知識は経験の中の疑問や問題点から身につければいいと思っています。

だから兎に角経験値を増やすことです。

それが体感を伴う経験というわけです。

これを僕は今までそのままの感覚
僕と同じ感覚で伝えていました。

そりぁ伝わらないですよね。。。

こういう経験をたくさん積めるようにするなら
どうしたらいいんだろうか?

Sさんにもう一つ聞きました。

学校卒業までにどのくらいの人に触れた?

すると50人前後という答えが。
半年で50人。

この少ない経験で開業?
プロってなんなんだろう?
資格のないセラピストのこれが現状かもしれません。

たかだか50人くらいの経験で開業してしまう。
身体のこともわからないし
心なんてなおさらです。

「Sちゃん、毎週ひとりは施術すること」
そんな約束をしました。

クライアントの心がわかるなんてことよりも
その前に人に関わるということ
それは自分に思いがあればできることではないということ
それを施術の経験の中で感じることが大事です。

「まるさんはどうしてそんなにサラっとしているのですか?」

そう聞かれたので

「仕事だからね」と答えました。

ただただ患者さんの悩みを
長い時間かけて聞いていれば問題が解決するわけではない。

その時間内に解決しないのであれば
それはこちらのスキルがないことをバラしているようなもの。

そんなのはプロの仕事ではない。

僕は自分にそう言い聞かせているから
それで結果が出なかったら自分のせい。

そうしているから
全て僕次第でしょ?

そうしたらサラっとなる。

一緒になって感情移入することで
相手は良くならないですよ。

僕は僕の仕事をするだけ。

施術の中に思惑が入れば
その施術はたちまちうまくいかなくなります。

それもまた経験から学ぶこと。

それ以上は言うまい
Sさんが経験の中で困ったときに
体感とともに伝えようと思います。

************************************つづく⭐︎

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