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"自分になおる"ためにできること。

反り腰が腰痛の原因と言われたらその4~脊柱と暮らし編

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こんにちは

まるさんです。

反り腰シリーズも4回目

整形外科編

整体屋編

腰椎の前弯編

今日は脊柱全体として考えていきたいと思います。

脊柱には生理的彎曲といって波状の弯曲があります。

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こんな感じ。

進化の歴史を辿ると魚類では見られなかった頚椎の弯曲は爬虫類になると顕れます。

首を持ち上げる

首がすわる

こういう動作に必要なのが頚椎の弯曲です。

そして

腰椎にも同様の弯曲があることは前回の腰椎編で書きましたね。

腰椎の前弯は人間特有の脊柱構造でもあります。

人類が二本足で立ったから腰椎にできたカーブなんです。

そして二本足で立つだけであれば熊だって猿だってできます。

でも人類は人間らしく歩くことができる。

僕はこの歩くために腰椎は弯曲を持ったと思うのです。

人類は歩いて大陸を横断し、山や谷を進み

世界中に広がっていきました。

その距離は果てしないものだったに違いありません。

そんな彼らに比べ

700万年経った現代の人類は歩かなくなってきました。

歩かない暮らしが脊柱に新たなライフスタイルとして刻まれています。

それが座るという暮らしです。

人類は農業を発明し、定住して暮らすことを覚えました。

食料を安定的に得ることが出来るようになるのと引き換えに

その作物の出来不出来に左右されるようになりました。

作物を得るために土地を獲得し

その土地を耕し

それを蓄える

それが現代の仕事のはじまりとも言われています。

それまで狩りや漁で使ってきたカラダは

脊柱を大きく使うことが多かったでしょう。

走ったり、跳んだり、泳いだり

投げたり、打ったり、掴んだり

しかし

農業になると一定の姿勢が増えてきます。

そして

現代のデスクワークなどになると

座った姿勢が一日8~10時間も続きます。

脊柱の生理的彎曲はたくさん筋を使い、発達すると大きなカーブになり

あまり使わないで筋が細いと、カーブは小さくなります。

そうすると現代人は生活の中でカーブが小さくても良いわけです。

ではなぜ、そんな暮らしの中で

腰椎が反り腰と言われるまで大きなカーブを描くのか?

それは前のめりでの暮らしが原因ではないでしょうか?

今のくらしの多くは

前のめり、前かがみのものばかりです。

すると頭は下がり

背中は丸くなります。

このように前に傾き、上から抑えられるような姿勢は

立ち上がると反対にはたらきたくなります。

しかしカラダの前側の筋肉は押しつぶされ、背中の筋肉ばかりで支えられたカラダは

背筋を伸ばすどころか、腰を反らすような姿勢になることが多く見受けられます。

それは骨盤という立体的な空間を座るという姿勢で潰してしまい

力がはたらきにくい状態になってしまっているからです。

肉体を使わないことで

骨という位置情報のセンサーがはたらきにくくなり

筋が自由にはたらくために収縮するのではなく

肉体を縛り、思考を停止させるために

筋がはたらくようになっているのです。

筋肉はじっとした状態が一番辛いのです。

そして

筋肉がはたらかないと、脳ははたらきません

こういうカラダのしくみがあるわけです。

反り腰と言われるような人のカラダを診ていると

脊柱に柔軟性がなく

縮こまったカラダをしています。

このような姿勢の人に

また追い打ちをかけるように

「姿勢よくしなさい」

そんな言葉をかけてよくなるでしょうか?

「反り腰を直すために通ってください」

それが本当に解決策になるでしょうか?

反り腰の人には

*脊柱の構造を伝える
*背中よりお腹に意識を向けてもらう
*支配された思考、自由な発想への取り組み
*骨盤内の筋をはたらかせ刺激する
*深い呼吸

このようなアプローチをしていきます。

それは反り腰を直すというものからではなく

その人のカラダを見直し
氣分を良くし
生理的なはたらきを整えることで

のびのびとしたカラダの感覚を思い出してもらう

そんな表現をしたらいいかもしれません。

姿勢というのは

その人のあり方です

そのあり方自体を否定して

姿勢という問題は解決しないと思うのです。

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