club marusan

"自分になおる"ためにできること。

反り腰が腰痛の原因って言われたら〜その2 整体屋編

img_8033

こんにちは

まるさんです。

今日は腰痛の反り腰原因説の疑問についてのつづき

整体屋、マッサージ屋での見解についてです。

整形外科の診断についてはレントゲンでの診察の疑問点を投げかけました。

僕も整体屋なので正直に言いますね。

整体屋は「見た目」で話していることが多いですね。

判断の基準がないため、そのほとんどが自分の経験からくる偏った統計に頼ってる。

何十万というデータならまだしも

数千、数百のデータでの統計がさも一般論のように語られるのは微妙ではないか?

腰痛の人に「反り腰」が多かった

それも事実ではあるけど腰痛との関係性がこじつけなのか

精査した結果なのか

これは自分自身のことも含め、考え直したいと思って書いています。

まず反り腰を統計的に見た時

その反り腰にもいくつかの種類があると思います。

例えば

デスクワークの人と肉体労働の人

この人たちの腰痛が同じ原因とは思えない。

僕の経験では

赤羽のような下町では肉体労働の人もたくさん来ました。

彼らの中にも反り腰はいた。

池袋のようなオフィス街ではデスクワークの人が来る。

この中にも反り腰はいる。

でも、同じ腰痛とは言い難いものがあります。

生活のパターンが違いすぎるし

痛み方、傷め方も違う。

反り腰という見た目の共通点だけでは

ふたつの腰痛をつなげるには無理があります。

筋肉の疲労

そういう共通点があるとしても

同じ姿勢を続けるデスクワーカーと

反復作業を続ける肉体労働では

使う筋線維も神経伝達も違う。

反り腰=筋疲労しやすい

というのもつながらないと思います。

次に

体型的な診たて

脊柱の生理的彎曲は筋力の強い人は大きくなり

筋力の弱い人は小さくなるという特徴があると

カパンディの関節の生理学にも書かれています。

これは人種にも個体差があって

欧米人や大陸の民族よりも日本人の脊柱はあまり大きな彎曲を持たない。

これが大きく感じる(見た目として)から腰痛になった。

という説は理屈としてはたしかにそうかもしれない。

日本人らしからぬ姿勢や暮らしをしているから

腰痛になるのか?

それなら今の日本人はみんな反り腰にならなくてはならない。

もちろん日本的な動きや姿勢の中に、カラダを整えるヒントはたくさんあります。

しかし、それをしなくなった人が腰痛になったわけではないと思います。

また体重の増加も腰椎の彎曲を強めます。

これは反り腰になった原因が体重の増加という明確な理由があります。

最後に姿勢について

術者の多くは立位または腹臥位で、しかも背面のみで反り腰と判断していないか?

特に腹臥位では腰椎が反ったように見えやすい。

しかし、こういう人を

立位で見ると→反ってみえる

座位で見ると→丸まってみえる

この落差が大きい。

また痛みがあれば

腰はひける→反る

左右に傾く→反る

こういう要素もあります。

姿勢を判断するなら

部分的な評価ではなく前後関係や周囲の環境やストレス要因も含めないと真実はわかりにくいと思います。

このようなことからも

反り腰と腰痛の関連性には不確定な要素が多いと思います。

僕の中では

診たてというのは多角的な評価であって、善悪をジャッジするものではない。

だから反り腰が腰痛にとって悪いというのは診たてとしては弱いと思うのです。

腰痛を起こしているカラダを多角的に評価して

それを改善するためにカラダがどうなればいいのか?

ということを検証していくことが必要だと思っています。

仕事や生活習慣から診るならば

環境や習慣を知る必要があるし

体型から診るのであれば

人種的な特徴や体重の増減、妊娠の有無などを知る必要もあります。

姿勢を評価するなら

様々な姿勢観測をする必要があります。

次回はどんな視点で見れば

反り腰を犯人にせずに済むのか?

そんなことを書こうと思います。

IMG_5959

© 2017 Shouichi Maruyama . All Rights Reserved.