原因や問題ではなく、ご縁にはたらくのが仕事
自分の施術を理論化して、解説できるようにしないとなー
なんて思っていて
僕のルーツであるカイロプラクティックのメリット、デメリット
それだけやってる術者もいる中
ココロやアタマ
コトバやブンカ
電磁波や水や食べるもの
着るものや寝ること
こんなことまでイチイチ考えてやってるのか?
それは
根っことして
日本のカイロプラクティックにある
僕の感じる違和感にあるなと思ってます。
昨日のお話会でも
カラダの不調は歪みが原因なんですか?
という質問があって
歪みは不調を顕している暗号みたいなものであって、結果だと思ってるよ
と答えました。
じゃあ、何が原因なのか?
僕はこのブログでもよく書いてますが
原因はたくさんあるということ
そう書くとじゃあ何を治すのか?
原因がわからないのに治療が出来るのか?
なんて言われるかもしれませんが、
それは
原因→結果という思考パターンの人が考えることで、僕の治療観というのは
新しい、良くなる原因になることが治療屋の仕事だと思ってます。
西洋的な発想だと、原因を消すことが治療です。
でもこれは、今してる行動やふるまいを直せとか、取り除くとか、強制的に変化させること。
この考えは、時と場合によっては必要です。
命の危険があったり、暮らしに大きな支障があるならば、それは必要です。
僕も急性期の人や、原因がハッキリしている問題ならそうさせることもあります。
でも、そうじゃない場合
その事象はたくさんの縁によって、もたらされ、それがその人にとってあまり望ましくないことだと言うことです。
その縁がその人の考えやふるまいとして、反応し、表現しているわけです。
それは神経を介し、姿勢や動きにミスマッチを起こします。
僕の原点でもある日本のカイロプラクティックに対する違和感はここにあります。
本来、アメリカで生まれたカイロプラクティックが他の西洋的な治療と一線を画するのは、悪いものを正すという発想ではなく、神経のはたらきを正常化し、活性化することが目的です。
日本のカイロプラクティックは商業化する中で、歪みが良くないというフレーズでプロモーションし続けてきました。
たしかに歪みが直れば、神経伝達は改善します。
しかし、歪みが問題だとするのと、神経伝達を改善するのとは目的が違うわけですから、もたらされる効果は違っていきます。
僕がさまざまなものに取り組みながら、施術に取り入れていく理由はこの縁というものが身心に与える影響と、神経伝達を改善することで縁を良縁にすることです。
目的は良縁へと導くこと。
そのために神経を調整する。
方法が脊柱からのアプローチだということ。
僕は治療屋として
その触媒になること。
それが仕事。
余談ですが
昨日のイベントで
ある人に施術をさせていただきました。
そしたら今朝
とあるこじれたご縁に変化が起こったそうです。
僕は何も話してません。
触れただけね。
こんな不思議なことも起こったりするんでしょうね。