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こんにちは

まるさんです。

背骨を診るときに生理的彎曲という、脊柱のカーブがあります。

頚椎は前に、胸椎は後ろに、腰椎は前に、そして仙骨は後ろにカーブを描く。

このカーブが大きいと腰痛の原因です。

反り腰が腰痛にしています。

なんて言われました〜って患者さんに聞くことがあるのですが、僕はこの説は少し違うのではないかな?って思ったりしています。

たしかにカーブが大きいと後ろ側(背中側)の筋肉が硬くなるようなイメージがありますが、物理的な構造体として脊柱を眺めたとき、このカーブが示すものってむしろ、瞬発力に富んだ脊柱とも言えます。

人間が立つことを目的とするならば、この4つのカーブの角度の比率はカーブが大きくても、小さくても変わらないはず。

そうでなければ立つことはできないし、腰だけが反るなんてことは物理的に考えらえません。

もし、仮にその角度が原因で腰痛になるとしたら、それは椎骨同士の角度に問題があるならば考えられます。

その場合、そこに角度をつけざるを得ない理由が他の椎骨に存在するはずです。

カラダはわざわざ自分から痛むようにしむけることはほぼないと考えています。

整体やカイロプラクティックではそもそも、前後や左右のカタチの歪さに痛みの原因をみつけようとする傾向があります。

レントゲン写真を昔、整形外科の先生にお願いしてたくさん見させていただいたときに思ったことがあります。

それは平面的な写真だけで、脊柱の動きを再現できる人ってそうとう脊柱の運動に理解がある人でないと読み取れないんじゃないか?ということです。

脊柱は前後の動きで痛みがあったとしても、捻る動きとの複合した運動が脊柱の運動には欠かせないということを見過ごして、箱型のようなカラダや硬いからというだけでそこの筋肉を集中してほぐすことで解決することはあまりないのではないか?と思うんです。

カイロプラクティックの脊柱の触診でモーションパルペイションという、他動運動時の椎骨の状態を診たてる方法がありますが、これもやはり動きにくい椎骨にフォーカスがいってしまい、動きの連動性が見えていない場合が多く見受けられます。

すべての関節は骨だけでつながっているわけではない。

靭帯や筋肉という軟部組織とともに存在しています。

動きというのはカタチではなく、軌道です。

この軌道にひとつのヒントがあります。

それが∞の動き。

関節には凹凸の面があります。

この凹凸の面には∞状の軌道が存在します。

脊柱は24の椎骨が∞状に連なる動きをしています。

そう考えれば曲がる、曲がらないという部分にフォーカスして施術するのは痛い動きを何度も確認するわけですから、結果としていいものを得られないでしょう。

むしろ、背骨のゆがみを直したり、側弯や彎曲を正すことをするよりも、ゆるゆるとした心地よいリズムで、カラダを揺らして、ノッて、触れ合うことだけで、もしかして腰痛や肩こりという症状は解消されるんじゃないか?

そんな風にも思うんです。

人間の背骨は、あらゆる脊椎動物の中でもっとも自由。

制約の一番少ない背骨。

一側面からだけ見たもので判断できるようなものではありません。

立体的なカラダの認識力を術者として高めていきたいと思います。